今年のドラフトでは3人のエリートWRとそれに並ぶとされるレシービングTEが存在します。4人全てがドラフトのTop10で指名されてもおかしくありませんが、誰が最も早く指名されるでしょうか。

今年の上位3つの指名はまず間違いなくQBです。

4位に位置するファルコンズは同じくQBを指名するか、QBを必要とする別のチームとトレードするか、もしくは最高のOTまたはWRを選択できます。

5位のベンガルズはバロウ(Joe Barrow)を守るためにOTのシーウェル(Penei Sewell)を指名する可能性が高い(残っていれば)ですが、バロウの元同僚であるチェイス(Ja’Marr Chase)の指名も囁かれています。

6位のドルフィンズが今のところ最初のWR指名最有力ですが、オフシーズンにWRを補強しており、OTを狙っている可能性やシーウェルが選択できなかった場合のトレードダウンも考えられます。

7位のライオンズ、8位のパンサーズは明らかにWR陣が不足しており、有力なレシーバーが残っていれば指名は確実です。

ドルフィンズがその状況を見越して6位にトレードアップしたとすると、最初のレシーバーはここで選ばれます。一般的にワドル(Jaylen Waddle)は他の2人のWRより下に位置すると見られているため、残る2人チェイスとスミス(Devonta Smith)どちらかが指名されることになります。

2021年ドラフト最高の評価を受けているのはチェイスですが、2020年シーズンはCOVID-19に伴うシーズンのオプトアウトによりプレーしていないため、それがマイナスに働く可能性があります。トゥア(Tua Tagovailoa)との相性を考えると大学時代にプレーしたスミスを選択する可能性もありますが、スミスは彼の能力と同時にその体重の軽さがNFLに耐えうるのか議論の対象になります。

一方で2020年のドラフトのように指名巡が結果とまるで一致していない可能性もあります。その年に指名された最初(全体12位)のWRはラグス(Henry Ruggs)でしたが、レイダースはもう一度選択できたとして再度彼を選ぶでしょうか。

毎年ドラフトにはサプライズが潜んでいるので、上位予想以外の選手が飛び込んでこないか楽しみです。